夏の暑さが噓のかのように秋を感じる10月15日、全国大会へ繋がる関東小学生バドミントン選手権大会が開催されました。
我が三条クラークJr.からは、5年生の
きお・とらじ
がダブルスで神奈川3位の代表選手として出場しました。
これまでこの二人は、チーム内でも誰よりも汗を流し、チーム内で唯一関東大会の切符を手に入れたプレッシャーとも戦っていたと思います。
そしていざ、試合開始!
一回戦目は、群馬県2位のペアとの試合でしたが、二人とも今出来ること、やるべきことを理解し、これまで練習してきた成果を出し切るような試合をしてくれたみたいです。
それを示すように一回戦目はストレートで2セットを獲得し、勝利。
そして二回戦目、相手は東京都1位の実力者、いざ勝負です。
相手は、かなりの実力者、それでも怯むことなく、二人共、食らいつきます。
しかし、結果は敗退。
この二人がダブルスを組んだのは、約1年前、ダブルスを組み始めた頃の二人は、とてもダブルスと言えたものではありませんでした。
ダブルスは、シングルとは違い、相手だけでは無く、自分のコートにもいるペアのことも考えなければいけない。
素人の考え方で言えば、ダブルスはコート内に二人いるのだからシングルの時より、有利になると思うかもしれませんが、それは二人の気持ちが一緒になり、息が合うようなプレイが出来て初めて言える話になります。
二人の息が合わなければ、相手にシャトルを任せて見送り、お互いにシャトルを取りに行けばぶつかる、更には、ペアのどちらか一方の感情が乱れれば共倒れとなります。
その点を考えれば、自分のことだけ考えられるシングルのほうが精神的には、楽なのかもしれません。
きお・とらじは、この一年コーチ指導のもと本当によく頑張ってきました。
正直、厳しいことを言われた時も多くありました。
しかし、その成果もあり、わずか一年で、この大舞台に立つことが出来た二人は、本当にすごいと思います。
そして今回は、この二人の頑張りと共にこの二人を支えていた親にも注目してもらいたいです。
この二人の練習にいつも付き添っていた親は、二人が頑張れば頑張る程、上へ行けば行くほど、嬉しい反面、子どもと一緒に苦しみ、頑張っていたと思います。
もちろん本人らが、一番頑張っているのは間違いないのですが、ダブルスだと自分の子どもがミスをすれば、子供以上にペアの相手に責任を感じてしまうことがあります。そして自分の子どもが苦しんでいれば、それを見ているのは自分が苦しむ以上につらく、頑張ってる姿を見ている分、『やめていいよ』とも言えない。
さらに、この関東大会という大舞台で自分の子どもが県やチームの代表として戦っている試合は、胃に穴があきそうなくらい必死な気持ちで見ていたと思います。
これは、先ほど言ったとおり、子どもが頑張れば頑張る程、上へ行けば行くほど、親はその苦しみを味わい、子供と一緒に戦っています。
今回、きお・とらじの親の姿を見て、改めて痛感させられました。
しかしこれは、どの親でも同じだと思います。
そしてそれが私達親の成長に繋がるものだとも感じます。
でも世の中には、それが出来ない親もいます。
だからバドミントンを通して子どもと一緒に頑張れることに対し、親として自信を持っていいと思います。
子どもと同じように力が入る分、子どもにいろいろ言ってしまい、子どもからは、反発される事も多くあり、『親の気持ちもわからずに』等と思う事もあると思いますが、それでも子ども達が頑張っている姿に向き合い、一緒に苦しんだり、頑張る事で出来なかったプレイが出来るようになったり、試合に勝った時の勝利は、親子共に忘れられない貴重なものになるはずです。
今回、この関東大会は、チームにも良い刺激を与えてくれました。
きお・とらじを含め、それに付き添ったお父さん、お母さん、そしてコーチ、本当にお疲れ様でした。
少し、バドミントンの大会の話からは、ずれてしまい、長々と何の話をしているのかと感じたならば、すみません💧つまり言いたい事は、きお・とらじは、自分の親へ感謝するということを忘れず、来年は、一つでも上へいくよう励んで下さい、二人の更なる成長を期待しています。